Unseen World
- 「Just Bring It」「World Domination」「CONQUEROR」に続くメジャー4枚目のフルアルバム(レーベルは、Crown からポニーキャニオンに移動)
- このアルバムは、完全生産限定盤と通常盤で構成・曲順が違っているが、配信は通常盤の曲順
- 完全生産限定盤は、2Discで、原点回帰盤(After Life、Why Why Why、Youth(完全生産限定盤のみ収録)、サヨナキドリ、CHEMICAL REACTION、Manners、I stll seek revenge.)と現点進化盤(Giovanni、H-G-K、Manners、BLACK HOLE、本懐、NO GOD、Warning!)に分かれている
- ちなみに、このアルバムについては、Young Guitar誌2021年1月号、2月号、ヘドバン Vol.28 などでメンバーがコメントしているらしいのだが、私は現時点で未読です
- 原点回帰と現点進化を聴き比べてみると、現点進化の方が若干実験的というか冒険的な面があるのかな、という印象
- 全体の印象は、全面ハードロック仕様のアルバム(「alone」「Choose me」「Daydreaming」なんかが好きだった人が似た曲を探しても見つかりません)。これまではポップソング枠だった小鳩曲も完全ロック歌唱となっている
- あと印象としては、複数のパートを無理矢理1つにまとめたような曲が多い感じ(典型的には、「NO GOD」「Why Why Why」)
- 原点回帰盤は、「Just Bring It」以前のファンを意識した曲たちらしいのだが、現点進化盤を含めて、全体的にリスナーの視線を意識しすぎなのではないか、という感想も持った
- もうちょっと言うと、ハードロック要素を詰め込みすぎたために、「Just Bring It」から「CONQUEROR」までの曲のバランスの良さ・全体的なキャッチーさが失われがちなのではないか
- 逆にゴリゴリのハードロック要素が好きな人には堪らないアルバムになっていると言えるでしょう
- しかし、彼女たちの「素」の指向は、どちらかというと「CONQUEROR」のポップさにあったのではないかという気はしている
- まあ、ハードロック「職人」に徹するというのもありですが、冒険の方向はもっとアーティストの「素」の部分が出ていても良かったのではないかと思います
- Young Guitar 2月号とヘドバン Vol 28は、これから読む予定で、読後は感想も変わるかもしれません